いつか帆立貝とともに
欧州を旅すると大都市の路面にも山間の道端にも、
しばしばあるマークを見つけます
西洋史や宗教美術に親しむにつれて、
胸躍らせその先を追った貝殻の道しるべは
人々の祈りに満ちた旅の象徴であることを知りました
それぞれに貝殻をぶら下げた巡礼者たちが
欧州各地からホタテ貝に導かれてスペインの聖地を目指します
この貝が巡礼のシンボルとなった由来は諸説あるものの、
食器代わりだったからという説が旅との関わりの深さを表していて好きです
お気に入りの一枚を手に入れたらきれいに磨いて、
いつか臨む出発の朝を心待ちにしようと思います
くるまゆり
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