美術の時間
国内外問わず美術館で鑑賞に耽るのが至福の時間なのですが、
世情がこうなって以降は美術書の類いで飢えを凌いでいます
実物が持つ圧倒的な存在感と質感には遠く及びませんが、
鬱屈とした日々のなか束の間心に火が灯ります
先日とある絵画にページをめくる手が止まりました
ウィーンの宮廷画家として活躍したジュゼッペ・アルチンボルド
どの作品もユニークな発想と構成が素晴らしいのですが、
魚たちと縁の深い今となっては見飽きないのはこの一枚
幸運にも現物を愛でた際の印象は「奇妙」に尽きたのに、
身を置く環境の変化により俄然興趣を覚える一枚になる
芸術鑑賞の底知れぬ魅力を再発見した思いでした
くるまゆり
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